2015年4月から値下げ、容量増量を行う 格安SIM(MVNO)のまとめ
2015年4月から各MVNOで料金の値下げや容量を増量するサービスの向上など行われます。そういったMVNOの動きをまとめてみました。単純比較がし易いように基本的にデータ通信専用のプランでの情報を掲載しています。個人向けのものだけを今回まとめました。
IIJmio
- ミニマムスタート 2GB→3GB (900円)
- ライトスタート 4GB→5GB (1520円)
- ファミリーシェア 7GB→10GB (2560円)
品質で評判のが良いIIJmioです、ミニマムスタートのプランでは容量が1.5倍となり、1GB当たりの単価も300円となりました。もっとも1GB当たりの単価が安いのはファミリーシェアプランで 1GBあたり256円です。逆にライトスタートプランは1GBあたり304円と一番高くなっている
料金は変わらず、高速データ通信の容量の増量となっています。一番最初に容量増量を発表したのがIIJmioでした。
IIJmioが料金を据え置きで通信容量を増量。4月1日から既存ユーザーにも適応され 2GBが3GB、4GBが5GB、7GBが10GBとなる
楽天モバイル
- 2.1GBパック→3.1GBパック (900円)
- 4GBパック→5GBパック (1450円)
- 7GBパック→10GBパック (2260円)
楽天モバイルはIIJmioの次に、容量を増量することを発表し、内容も似通っていることから対抗策として追随する形でした。楽天モバイルではプラン名がそのまま容量となっているので、プラン名ごとの変更となります。900円のプランではわずかですが0.1GBだけ多いです。
楽天モバイルの通信容量が 4月より増量することを発表 3.1GB/5GB/10GB となる
ハイホー hi-ho LTE typeD
- ミニマムスタート 2GB→3GB (933円)
- ファミリーシェア 7GB→10GB (2833円)
ハイホーでは、中間のプランがなく3GBと10GBのプランになります。価格は他のMVNOより少し盛っています。ハイホーも価格の変化はなしで容量のを増量する形位を取りました、ミニマムスタートのプランには1年契約のプランがありこちらでは年額10,000円となっており月あたり833円となり、他のMVNOよりお割安となる。ハイホーのミニマムスタートプランを使うのなら1年契約が断然お得になる。一年契約の場合の1GBあたりの価格は277円となる
docomo系 MVNO のhi-ho LTE typeD も4月1日から高速通信容量の上限を引き上げ
OCN モバイルONE
- 70MB/日 → 110MB/日 (900円)
- 100MB/日 → 170MB/日 (1380円)
- 2GB→3GB (1100円)
- 4GB→5GB (1450円)
- 500kbps固定 上限7GB→15GB (1800円)
NTT系列のOCN モバイルONEではプラン多用で、一日あたりの上限があるもの、1月あたりの上限があるもの、また速度上限と容量上限があるプランが存在します。価格は他のMVNOよりも割高です。OCN モバイルONEも価格は変動なしでの容量増加となります。
OCN モバイルONE 、他のMVNOに続いて 高速通信の容量を4月1日より増量を発表
ニフモ NifMo
- 2GB→3GB (900円)
- 4GB→5GB (1600円)
- 7GB→10GB (2800円)
NifMoも価格は据え置きで容量を増量する形となります。NifMoは端末と同時購入での特典やキャッシュバックのキャンペーンをよく行っています。価格もそこそこ、評判もそこそこなので、端末とSIMの同時購入をするスマートフォンデビューな方には魅力的なMVNOと思います。高速データ通信の容量の増量は他のリードするMVNOに足並みを合わせてきた形となる
NifMo 各社MVNOに続き 4月1日から料金据え置きで高速通信容量を増量することを発表
U-mobile
- データ専用 3GB→5GB
- データ専用 ダブルフレックス 1680円→900円
- 通話プラス 3GB→5GB
- 通話プラス 1GB→3GB
- 通話プラス ダブルフレックス 2480円→1780円
- 通話プラス 新プラン LTE使い放題2 2730円(年契約)
U-mobile はLTEが使い放題のプランがあるのが特徴です今回新たにプランが追加され、既存のプランより月あたり250円安くなっている、その代わり1年の契約となる。U-mobileでは価格の値下げと容量の増加、両方共実施する形となっているただし。容量が増えたものは値下げにはならず、値下げたものは容量が増える形にはなっていない。どちらか一方となっている。
U-mobile 一部料金の値下げと高速データ通信の容量を増量を4月1日より行う、また新プランも設置される
ワイヤレスゲート
- 2GB→3GB (920円)
- 4GB→5GB (1380円)
- 5GB→8GB (2480円)
ワイヤレスゲートはヨドバシカメラで限定で発売されているSIMです、ヨドバシカメラの店舗またはネットショップで購入することができる。また、SIM+WiFiとなっておりWiFiスポットでの高速通信が可能となっている、WiFiスポットでの通信はSIMの高速通信容量は消費されない。料金は据え置きで容量を増量する形となる。5GBとなるプランはMVNOの中では割安のプランとなっている、ただ速度面ではあまりワイヤレスゲートは早くないと聞きます。WiFiスポットを上手く活用できる方には魅力的なSIMです
ワイヤレスゲート SIMサービスの高速データ通信を4月1日より増量することを発表
DMM mobile
- 2GB 770円 (新設)
- 3GB 1280円→850円
- 5GB 1780円→1270円
- 7GB 2280円→2040円
- 8GB 2780円→2140円
- 10GB 3680→2250円
DMM mobile は独自にMVNOを行っているのではなくて、IIJmioのMVNOを借りて行っているサービスです。DMM mobile は低価格を目玉にしており、どのMVNOよりも安く提供することを宣言しています。今回は容量の増量ではなく全面的に価格の値下げとなりました、ただ1GBのデータ通信専用プランに関しては変わらず660円となっており、非常に割高となっている。また新たに2GBのプランを追加しており770円となっている。今までのMVNO界での2GBのプランが900円がスタンダードだったことを考えると非常に安い。現在MVNOを利用中で実際2GBあれば十分という方は、乗りかけることで年間 1500円ほどの節約になるでしょう。ただMVNOは新規契約に事務手数料が3000円ほどかかりますので2年使ってやっと、イーブンになるのでそこのところも考慮しておく必要がある。
DMM Mobile 料金プランを改定、料金の大幅値下げで最安寝に、また新プランの設置を既存ユーザーは3月分の料金より適用
ソネット PLAY SIM
- 70MB/日 → 100MB/日
- 80MB/日 → 140MB/日 (880円/Amazon・ゲオ)
- 120MB/日 → 150MB/日
- 135MB/日 → 200MB/日
- 200MB/日 → 320MB/日
- 2GB/月 → 4GB/月 (880円/Amazon・ゲオ)
ソネットはSONY系列のMVNOで、販売形式によって料金が変動していることに注意しておきたい。イオンやソニーストアで販売されているものは割高となっている。Amazonやゲオで販売されているSIMが非常に格安となっている。各社が900円のプランで2GBから3GBへの増量でとどまっている中、ソネット PLAY SIM 1ヶ月タイプでは倍の4GBへの増量となっている。さらに価格もMVNOでは900円で並んでいるところ、頭ひとつ抜けて880円と価格面でも勝っている。このプランでは1GBあたり220円と、どのMVNOの容量型プランよりも1GB当たりの価格が安い。
ところでMVNOで最安値をうたっているDMM mobile が最安値のはずではないか?と思うとだが、DMM mobile では4GBのプランが無く対抗していない。現在コスパNO.1のSIMである
ソネット PLAY SIM の容量を増量2GBのものが4GBへと価格は据え置き。ほかのプランにおいても増量を4月1日より行う
BIGLOBE LTE・3G
- エントリープラン 2GB→3GB (900円)
- ライトSプラン 5GB→6GB (1505円)
3月でもっとも最後に発表をしたのがBIGLOBEとなります、価格は末おいでの容量の増量となります。BIGLOBEは、最近容量の増量以外にもデータ容量の繰越ができるサービスを4月から開始します。使い切れなかった高速データ通信容量を次月へ繰り越すことができるサービスです、月間の使用量に変動が大きい場合には、こちらのサービスが役立ってくるかと思います。他のMVNOでは4月1日から増量を実施するのに対してBIGLOBEは4月17日から増量されることに注意して欲しい。
BIGLOBE LTE・3Gプランが 4月1日より高速データ通信の容量を増量することを発表
ざっと3月中に発表があった、4月にサービスの向上をするMVNOを紹介いたしました。各社足並みを揃えているところが多いですが、後半に発表したDMM mobile と ソネットのPLAY SIM のコストパフォーマンスの高さには驚かされますね。どのMVNOを選んでも三代キャリアのau、softbank,docomoとくらべて激安となっています。まだMVNOはdocomoの回線を使ったものばかりなので、今後MVNOの回線でau、またsoftbankの回線も使えるようになってくれば。回線側での価格競争も考えられます、これからまだまだMVNOのサービスの充実が行われていくと思います、基本的に価格は据え置きで容量増量の方向にあるので、MVNOを利用しているだけで自動的に恩恵が受けられるような形ですね。
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