FREETELは本日(2016年10月6日)開催した発表会で、新製品となるSIMロックフリースマートフォンを「SAMURAI KIWAMI2」を発表しまた、名前に2とつくことからわかるように KIWAMIの次期モデルとなる、FREETELの中では最上位モデルにあたるスマートフォンとなる。
KIWAMI2 の特徴は、チップセットにMediatek製のHelio X20を搭載し、ディスプレイには高解像度な 2560×1440 のSuper AMOLED(有機EL)を搭載する。
発売時期は2016年の12月で価格は49,800円となる。
FREETEL SAMURAI KIWAMI スペック表
カラー | メタルシルバー |
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サイズ / 重量 | H157.2mm x W77.5mm x D7.2mm / 168g |
OS | Android 6.0 Marshmallow |
CPU | MT6797(Helio X20) 10Cores Cortex-A72×2(2.3GHz) Cortex-A53 × 4(2GHz) Cortex-A53×4(1.4GHz) |
メモリ | 4GB RAM / 64GB ROM 外部メディア:非対応 |
ディスプレイ | 5.7inch WQHD 1440×2560 Super AMOLED / Gorilla® Glass 3 |
USB | Type-C |
SIM | スロット数:2 タイプ:nano / nano |
Wi-Fi | Wi-Fi (802.11 a/ac/b/g/n) 2.4G&5G |
ネットワーク(周波数帯) | 2G(GSM): B2/3/5/8 3G(WCDMA): B1/5/6/8/19 4G(FDD): B1/2/3/4/5/7/8/12/17/28B 4G(CA): B3/19, B1/19 |
Bluetooth | Version:4.1 HS対応 |
テザリング | Wi-Fi / Bluetooth / USB |
センサー | GPS搭載 (A-GPS対応) / GLONASS / Beidou/ 加速度センサー /近接センサー / 光センサー / 重力センサー / 気圧センサー / ジャイロセンサー / e-compass |
同梱物 | 製品本体 / ACアダプター / USBケーブル / SIMピン / 保証書 / スタートアップガイド / 取扱説明書 |
スペックを見て思うところ
OSはAndroid 6.0とこれから登場する端末としては、Android 7.0が搭載されていることが望ましいがそれはアップデートで対応可能なので、そのあとのアップデートに期待といったところでしょうか。
チップセットはMediatek製のHelioシリーズのX20で、これはMediatek製のチップセットとしては最上位に分類されるもので十分な性能を持っている、Antutuスコアでは8万台で kirin950 や Snapdragon 810あたりのものとなる。最近のスマートフォンと性能面で比べると、ミドルハイ~ ぐらいになるであろう。
この端末のアピールポイントは、有機ELを使ったディスプレイであることが大きいだろう。ディスプレイは5.7インチの大型ディスプレイを搭載し、2560×1440のWQHDの高解像度でSuper AMOLEDを搭載している。
そのほかのスペックとしては、4GBメモリがありマルチタスクに向く、ストレージも64GBあればmicroSDを追加しなくても十分な容量と言える。容量の大きいゲームアプリを複数ダウンロードしていても余裕がある。
価格とスペックのバランス
価格は49,800円と税込みだと5万円を軽く超えてくる、SIMフリー端末としてはかなり値の張るものとなる、スペックとの価格のバランスで言えばライバル機としてはHuawei P9、honor 8あたりになるだろうか。
Huaweiの端末と比べると、KIWAMI2はディスプレイに特化した端末でHuaweiのものはデュアルカメラを搭載しカメラに特化したモデルとなるため単純比較は出来ないが、コスパ面で言えば honor 8 が一歩リードである。
現在はキャンペーン価格となるが honor 8 が楽天モバイルで35,800円で初期費用諸々含めても4万円以下となる、スペック的にはストレージとディスプレイがKIWAMI2の方が上回っているが、honor 8にはデュアルカメラがあるためそこはイーブンとなるであろう。むしろディスプレイに限って言えば、5インチモデルでフルHDでも十分なであったりするので、5.7インチのWQHDは少し過剰で実益は少ないと思われる、ため実際のところあまりアドバンテージにはならないかもしれない。それに比べてデュアルカメラは暗所での画質や、あとからピントを変えれる機能など実用面では大きなメリットがある。
KIWAMI2の価格設定はこれらの状況から考えて少しだけ、高いかなといったところで。無謀な価格などと言ったものではないといえる、逆にHuawei honor 8の端末がコスパが良いと言える。
また、KIWAMI2ではDSDSが可能なようで、3G+4Gで利用できるのであればかなりメリットが大きいので、DSDSで3G+4Gが可能であるならばDSDSが必須という人にとっては、ミドルハイの端末としてかなりよい選択肢になるのではないかと思う。
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