モトローラ(Lenovo)のMoto G4 Plus が発表。価格は16GBモデルが32,800円、32GBモデルが35,800円となり7月22日より発売となる。予約は既に開始されておりAmazon.co.jp等で予約が始まっている。
Moto G4 Plus の最大の特徴は2枚のSIMカードを使って、3Gと4G(LTE)での同時待ち受けが可能となっている点で日本初の機能となる。同時待ち受けが出来ることで音声はキャリアのSIMをデータ通信はMVNOのSIMと組み合わせて使うことが出来、月額料金の削減に繋がる。
2G+3G/4Gの同時待ち受けが出来る端末はこれまでにもあったが、日本では2Gは利用されていないため意味のないものとなっていた、それが今回日本初の3G+4Gの同時待ち受けが出来る端末として Moto G4 Plus の注目度は高い。
モデルは2種類
発売されるモデルは2種類あり、メモリとストレージの量が違ったものとなっている。
2GB+16GBのモデルでは価格が32,800円で3GB+32GBのモデルでは価格が35,800円となる。
価格差は3,000円のみなので、メモリとストレージの多いモデルのほうがお買い得感がある。
Moto G4 Plus のスペック
- OS:Android 6.0
- ディスプレイ:5.5インチ フルHD
- チップセット:Snapdragon 617
- CPU:1.5GHz×8 オクタコア
- メモリ:2GB or 3GB
- アウトカメラ:1,600万画素
- インカメラ:500万画素
- ストレージ:16GB or 32GB
- バッテリー:3,000mAh
- 指紋センサー、TurboPower等
Antutu スコアは4.5万ほど
Antutuのスコアは4.5万ほどで Huawei P9 lite と近いスコアになる。Moto G4 Plus はチップセットがQualcommのSnapdragonなのでアプリの相性問題では安心感がある。
スコア的にはちょっとしたゲームも十分こなせるスペックで、SNSが中心のユーザーにとっては十分なスペックと言える。
Moto G4 Plus のいい所
個人的にこれから出てくるであろう同時待ち受け可能な端末と比べて良いと思う点は、SIMスロットとMicroSDスロットが分離されていること。
ZenFone 3 ではSIMスロットの1つがMicroSDと兼用となっているためSDカードを使う場合はSIMは1枚しか使えなくなってしまう点がある。
Moto G4 Plus では、その心配がないためSDカードを使いつつSIM2枚刺しが出来るのが地味に良い。
Moto G4 Plus は買い?
Moto G4 Plus の価格は3万円台前半で Huawei P9 Lite より少し高い、スペックもあまり差が無いため2枚のSIMを使って同時待ち受けをするのなら、Moto G4 Plusが合う。
同時待ち受けが必要ないのなら、発売間もないがセールで2.5万円近くまで値下がった Huawei P9 lite の方が価格が安くて良いのではないかと思う。
Moto G4 Plus は海外では既に発売済みのモデルで、イギリスのamazonでは 199ユーロで2.3万円の価格で2GB+16GBモデルが販売されており日本での販売価格と比べると1万円ほどの価格差がある点が気になる。
またインドのamazonでも販売されており、2G+16GBモデルが13,499ルピー(約2.1万円)、3G+32GBモデルが14999ルピー(約2.3万円)で販売されており、やはりこちらも日本での販売価格と1万円ほどの価格差がある。
この価格差を考えると、時間が経てば日本での価格が下がりそうな可能性が高いです。実売価格がジリジリ下がっていくのか、それとも価格改定が行われるのかわかりませんが元々2万円ぐらいで販売可能な端末なので、 同時待ち受け狙いでしたら ZenFone 3 の日本での発表を待ってからでも遅くはないと思います。
買いか買いじゃないかで言うとこの価格では飛びつくほどではないと言えるのでまだ買いではない。
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